放射線科医が退職。引き続き自宅から遠隔読影をやってもらいたい。

2020 6/22

検査装置のめまぐるしい発展とともに、発生する検査画像の精度が向上するばかりでなく、種類も枚数も右肩上がり。

画像診断の分野に精通した放射線科医の存在は不可欠なものとなっています。

 

一方で放射線科医の不足が叫ばれ始めて久しく、検査装置の台数増加や性能向上のスピードに放射線科医の供給が追いついているとは到底言えません。

 

そんな中で、せっかく確保していた放射線科の先生がご退職されるとなると、これはもう一大事です。

もし長年勤められた先生であれば、主治医の先生方や放射線技師さんや看護師さんとの信頼関係も築いておられるでしょうし、その医療機関の検査装置の特性や患者さんの傾向も熟知されているはずです。

できるだけ長く勤めていただきたいのは山々ですが、定年退職や産休・育休、介護のための引っ越しなど、様々なご事情で現場から離れざるを得ないケースもあります。

 

そこで、毎日ご出勤いただくのは難しくとも、ご自宅にて遠隔読影のスタイルで引き続き読影をお願いするのはいかがでしょうか。

 

これを実現しようとすると、一般的にはまず医療機関とご自宅を専用回線で繋ぎ、セキュリティをしっかりと確保した上で読影専用端末を用意するなど、多くの手間と費用がかかってしまいます。

 

依頼する医療機関側にとっても負担になりますが、実はそれ以上に読影される先生にとっても心理的な高いハードルになってしまうのではないでしょうか。

 

そんな時、LOOKRECを使えば、ご自宅のインターネット環境を使ってすぐに読影を開始いただくことができます。使い始めるまでに大きな費用や手間がかからないので、先生のご事情が変わって遠隔読影ができなくなったり必要なくなったとしても、すぐにやめることができます。

もちろん、この仕組みをそのまま使って、別の先生や読影センターに依頼を出すということも可能になります。

変な話ですが、「やってみて無理だったらすぐに辞められる」ということがある分、逆にお願いしやすくなるという効果もあるかも知れません。

 

LOOKRECはGoogle Chromeで動作するビューワを備えていますので、必要なのはインターネットに繋がるPCとChromeブラウザ、あとはGoogleアカウントだけです。(画像をアップロードする医療機関側にはアップロード用のアプリケーションが必要です)

 

セキュリティについても、Googleのクラウドが世界最高峰のセキュリティ水準であることは有名な話ですが、クラウドとの通信に関しても暗号化されていますので、極めてセキュアな状態でインターネットの利便性を存分に生かしたシステムとなっています。

 

この安全かつ手軽なLOOKREC。読影リソースの拡充にもぜひお役立てください。

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