放射線科医不足が深刻さを増す中、病院に勤務する放射線科医は激務にならざるを得ない傾向があります。
そして、勤務先によっては読影する症例が偏りがちになって、放射線科医としての経験の幅を広げにくいということも、悩みのひとつになっている場合があるようです。
放射線科医として独立して遠隔画像診断センターを立ち上げ、複数の医療機関と契約することができれば、その幅は大きく広げることができるかもしれません。
しかし、大掛かりな読影システムを組むとなると、まとまった初期投資も必要ですし、専用回線を繋ぐなどして読影する拠点が制限されてしまうようでは、拘束時間という意味では病院勤務の時とあまり変わらないか、むしろもっとハードになる恐れもあります。
そんな時にぜひご活用いただきいたいのが医療支援クラウドサービス「LOOKREC（ルックレック）」です。
医療機関で発生した画像をインターネット経由でクラウドにアップロードすれば、読影側はクラウドにアクセスして画像を参照・診断することができます。
医療機関側にも読影側にも特別な設備は不要で、インターネットに繋がる汎用のパソコンがあれば利用可能ですので、初期投資はほとんど必要ありません。
また、読影側は拠点を問わずに読影することができるので、自宅や外出先からでも読影が可能になり、ご自身のライフスタイルに合わせた働き方を手に入れることができます。
さらに、もしも依頼を受けた中に難症例があった場合などは、任意でお知り合いの先生などにチャット感覚でコンサルテーションを依頼することもできます。
コンサル依頼を受けた先生は、指定されたURLにアクセスすれば、ブラウザ上で動作するビューワを立ち上げ画像を参照することができますので、JPEG化されたキー画像を貼り付けるなどの方法と比べると、よほど踏み込んだアドバイスをすることが可能です。
もちろんセキュリティに関しても、Googleのクラウドプラットフォームを利用することで安全な環境を安価にご提供できます。
遠隔読影センターの老舗として2000年以来診断業務を続けてきたエムネスが、実際の業務で日々利用しており、すでにこのシステムを使って多くの医療機関の膨大な検査画像を診断しています。
月々定額のシステム利用料だけで、このシステムをそのまま丸ごとお使いいただけます。
医師の働き方改革という文脈でもよく話題に挙がる「遠隔読影」。
通勤その他にかかる時間や労力を減らして、読影システムやハードウェアのメンテナンスからも解放され、より一層実際の診断業務に注力していただくことができれば、もっと多くの患者様が救われる・・・。
放射線科医の独立開業には、そんな可能性も期待されているのかも知れません。
